十一面観音菩薩|祈願・参拝方法|愛知県名古屋市のお寺「名古屋大観音 金龍寺」
奈良長谷寺の霊木
高さ八メートルの
十一面観音菩薩
愛知県名古屋市瑞穂区にございます「名古屋大観音 金龍寺」。
当寺のご本尊である〝十一面観世音菩薩〟は、
奈良の「大和長谷寺」のご本堂脇にあった貴重な楠を用いて彫られたものです。
右手には錫杖、左手には水瓶を持ち、方形の大盤石に立つ慈愛に満ちたお姿は
高さ7.6m、光背を含めますと9mあり、
〝名古屋大観音〟〝瑞穂観音〟とも呼ばれ、地域の皆様から親しまれております。
壱
御由緒
御原木
名古屋二十一大師霊場
第十九番札所
弘法大師のご縁日〝二十一〟に因んで、名古屋城の周囲に「金城下二十一大師」の札所が江戸時代に制定され、盛大に巡拝されていました。
しかし、戦災によって多くの寺院が焼失。昭和44年3月21日、市内全域に「名古屋二十一大師霊場」として再興します。この折に、金龍寺は第十九番札所となりました。
弐
祈願と
参拝法
01
観音様の
産道をくゞる
暗い道を通り抜けた先に待つ、明るい世界。
その観音様の足元に辿り着くまでの道を、
金龍寺では「産道」と呼んでいます。
02
病気平癒
観音様の足に触れる
03
御祈願
観音様の周りを回る
04 握り観音
参
諸仏の
ご案内
十一面観世音菩薩
おんまかきゃろにきゃそわか
その深い慈悲により、衆生から一切の苦しみを抜き去り、功徳を施す菩薩様です。
役行者
(えんのぎょうじゃ)
なむじんぺんだいぼーさー
奈良〜飛鳥時代に、日本独自の山岳信仰として生まれた修験道の開祖であり、金峯山寺を創建した実在の人物です。
五色不動明王
のうまくさんまんだ ばざらだせんだ まかろしゃだそわたや
うんた らたかんまん
「厄除け」「商売繁盛」などのご利益があり、非常に力強いお姿で有名な仏様。
三面大黒天
おんまかきゃらやそわか
五穀豊穣、必勝と財運、福徳財宝という単独でも強力な天部が三位一体となった、密教の仏様です。
聖観音
おんあろりきゃそわか
人々の心の働きを清浄にして悟りに導き、幾多もの仏を誕生させる。仏教の真理を擬人化した観音様。
毘沙門天
おんべいしゅらまんだやそわか
毘沙門天は北方の守護神であるとともに、商売繁盛、財宝の神様であると言われています。
薬師如来
おんころころせんだりまとうぎそわか
医療と健康の守護仏であり、全ての生きとし生けるものの病を治し、健康をもたらすとされています。
大日如来
おんあびらうんけんばざらだど
ばん
「大日」は宇宙を表しており、あらゆる仏の頂点に立ってどんな願いも叶えてくれる心強い仏様です。
烏枢沙摩明王
(うすさまみょうおう)
おんくろだのうんじゃくそわか
聖なる炎によって煩悩や欲望などの「不浄」を滅し、慈悲の心を怒りのパワーに変え人々を救う明王。不浄を祓うことから、一般に「トイレの仏様」とも伝えられています。
火防大師
南無大師遍照金剛
(なむだいしへんじょうこんごう)
非常に珍しい弘法様。火防大師を祀る人は、末代まで火難を免れるであろうと伝えられ信仰を集めています。